“簗大臣問題”でも高市政権の支持率は高いまま?選挙ドットコム副編集長が“ダイレクトに響く”可能性を指摘「衆院選以降増えているのは“ふわっとした支持層”」「強い支持は下がっている傾向」

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■「政権を担当できる野党はない」が72%、内閣支持率に潜む「ふわっとした支持」の動向

 有権者の厳しい視線は、データにも表れている。選挙ドットコムとJX通信社との共同調査で「政権を担当できる野党はあるか」と尋ねたところ、「ない」との回答が72%に達した。その中でも最も多かったのが国民民主党で11.5%、第一会派である中道はわずか3.6%にとどまった。

 この結果について伊藤氏は「この数字は多くの方の実感と乖離しない結果。政治情勢の『自民一強』の裏返しで見える数字だ」と述べる。選挙を重ねて躍進し議席を伸ばしている国民民主党なども含め、有権者からは政権を任せられる受け皿にはなり得ていないと判断されており、中道の解体もその要因の一つになっているという。

 一方、高市政権の支持率はどうなのか。同社の電話とネットによるハイブリッド調査による内閣支持率では、調査方法による乖離が見られる。電話調査では前月比で4ポイント近く上昇し50.8%となった一方、ネット調査では0.6ポイント低下し33.2%となった。

 伊藤氏は「ネット調査には政治的関心が低い層が一定含まれ、支持が弱い。逆に電話調査は一定の関心があり、特定の支持政党を持つ層が多い」と解説。高市政権は発足以降、高い支持率を維持しているが、おり、一時は7割、現在も電話調査では過半数を超えている。

 こうした中、簗和生農水大臣をめぐる問題は内閣支持率に影響はあるのだろうか?伊藤氏は「私は今後の数字を決めるうえで重要な要素になると考える。高市政権は高い支持率があるが、少し動きがでているところがある。衆院選以降、強い支持率が下がってきている傾向がある。強い支持か、比較的弱い支持かと両方で聞いているが、3割以上超えていた強い支持層が今は電話調査で4分の1以下になってきている。逆に増えているのはどちらかといえば支持する“ふわっとした支持層”。“ふわっとした支持層”はニュースや政治的な動向に左右される人たち。今回のようなことがあると、ダイレクトに調査に乗ってくるのはあり得る」と指摘した。

「民意が分かれているから政党が分かれている」有権者が投票先を決めるための指標
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