■「気分の悪いこと。残酷なもの」中国で死刑執行に立ち会った体験
ヘグセス国防長官は、米軍基地で銃を乱射して13人を殺害した死刑囚の銃殺刑を「公開し、知らしめるべき」と発言。トランプ大統領も、死刑囚について「アラー・アクバル(アラーは偉大なり)と叫んだ」と言及し、銃殺刑に処されると述べている。
一橋大学名誉教授の王雲海氏は、中国で死刑執行に立ち会った経験を持つ。「かつて中国では、死刑執行は全部公開で行われていた。死刑判決を言い渡した裁判官やその関係者が、責任を持って執行に立ち会わなければならなかった」と制度の特殊性を説明する。
そして、自身の体験を「とても気分が悪く、非常に残酷なものだと感じた。正常な人間はそれをやるべきではない」と語る。「私は今、死刑廃止を主張しているが、理論や理念を勉強した上でそうなったわけではない。立ち会った際の気分の悪さ、感じた残酷さ、その直感から死刑はない方がいいと思うようになった」と述べた。
執行される側の様子を問われると、「基本的にはもう諦めていて、白い顔をしている。銃殺される前には精神的に死んでいる状態だ」と話した。「青空の下での銃殺で、一般市民も見ることができた。60歳以上の中国人の多くは、見た経験があるのではないか」。
■「抑止力はフィクション」「無念を晴らすため」死刑の目的をめぐって
