「正常な人間はやるべきでない」中国で死刑執行に立ち会った法学者が語る実体験…米で約90年ぶり“公開処刑” ライブ配信計画に広がる波紋、抑止力は「フィクション」なのか

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■「やむを得ず求めているだけだ」死刑制度の是非

藤原規眞氏
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 遺族の中には「法務大臣が執行しないなら自分で執行のボタンを押したい」という声や、「死刑執行の現場を見せてくれ」と希望する人もいるという。ただし「執行を公開してリンチにするような形でやってくれという人は、私の経験では聞いたことがない」と話した。

 弁護士の藤原規眞氏も公開には反対の立場で、「死刑制度の前提は『命が尊いからこそ、他者の命を奪った者が自らの命で償う』ということ。命を落とす瞬間を大衆の前で晒すのは、生命に対する冒涜(ぼうとく)であり、死刑制度そのものの根幹を否定する自己矛盾だ」と語る。

 死刑制度そのものについて、高橋氏は存置の立場だ。「被害者遺族だって、本当は死刑制度がない、凶悪犯罪がない社会が一番いい。でも、やむを得ず死刑を求めているだけだ」と前置きした上で、名古屋で娘を強姦され殺された母親の事例を紹介。

 「毎日3人の加害者の顔が頭に浮かぶというが、1人の死刑が執行されると、翌朝からその男の顔だけは出なくなった。事件に区切りをつけて前を向いて歩けるようになる。これがまさに死刑を執行してもらうことだ」と語る。

 藤原氏も存置の立場で、「死刑が好ましい制度だと思っているわけでは当然ない。ただ弁護の現場で、どうにも更生は望めない人間と相対することがある。自分のやったことの理解が全くない、理解しようとする努力も見られない人が残念ながらいる。今、日本で死刑を廃止すると声高に言うことは、現場の人間としてできない」と話した。

■罪に見合う「償い」とは何か
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