「110万円なんてあっという間」韓国の少子化対策→現金給付より効果が出るのは“公営キッズカフェ”? 保育園の散歩で “お散歩プリ”に映画館や博物館も…慶應大教授が“支出合戦”に警鐘

わたしとニュース
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■毎日のお散歩が「博物館」や「映画館」?手厚い保育支援と習い事事情

 手厚さは保育支援にも及ぶ。岩本氏の息子が通う国公立保育園では、天気の良い日はほぼ毎日外へ連れて行ってくれるという。スーパーでの野菜見学や博物館、プリントシールを撮ってきたり、バスに乗っての映画館など行き先は多様だ。日々の様子は写真や動画付きのアプリで報告され、落ち葉探しやキャンプ料理体験などをテーマにした「教育計画書」も毎月共有される。さらに、希望すれば午後9時半までの預かりや夕食の提供も行われている。

 この保育環境について中室氏は、「経済学では『体験投資』と言うが、勉強に対する投資だけでなく体験に対する投資が子どもたちの認知的・非認知的な能力につながることを示した研究がある。小さい頃にいろいろな体験をさせてあげることはすごく重要な教育投資」と解説。さらに「日本の場合は待機児童の問題があり、保育士のなり手も少ない。そのため、韓国のような手厚い幼児教育は難しいとは思うが、幼児教育を充実させることは子どもたちの将来にとても大切なことなので、韓国の良いところをうまく輸入できるといい」と提言した。

 また韓国では、習い事支援も充実している。ファミリー向けのアパート内に子ども向けの図書館や体操教室などの習い事施設が備わっているところもある。岩本氏の息子もアパート内の体操教室に通っているといい、週に一度、先生が来てくれるため送迎が不要、月謝は5000円ほどで、英会話や水泳などの教室も開かれているという。さらに、行政によるシッターサービスも1時間1300円程度と安価に利用できるという。

「韓国では子育てを支えるサービスが暮らしの中に身近にある。こうした環境が働きながら子どもの成長を支える上で大きな助けとなっている」(岩本氏)

(『わたしとニュース』より)

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