衆議院の議員定数削減をめぐり、自民党が示した比例代表「31議席削減」の折衷案を日本維新の会が受け入れる方向で調整に入るなど、国会内で「削減ありき」の合意形成が進んでいる。与野党が人口減少などを理由に定数削減へと傾斜する中、26日の衆院政治改革特別委員会では、共産党の塩川鉄也議員が「議員定数はむしろ増やすべきだ」と真っ向から異論を唱え、現行の465人から「500人」へ戻すべきだと主張する一幕があった。
自民党は当初、比例代表を45議席削減する法案を国会に提出していたが、野党側との合意を図るため、人口減少試算を踏まえた「31議席削減」とする折衷案を提示した。維新も党内の慎重論を抱えつつ受け入れ調整に入るなど、各党が「身を切る改革」を掲げて定数削減へと歩調を合わせつつある。
こうした流れに対し、塩川氏は「議員は主権者国民の代表であり、定数を減らすことは国民の声を削り、民意を切り捨てるものだ。地方の議席を減らし、少数意見の排除や若者・女性の政治進出を妨げることにつながる」と強く反発。「定数削減には断固反対する。議員定数はむしろ増やすべきであり、我が党は500人に戻すことを提案している」と訴えた。
■過去100年で最少…OECDでも「議員の少なさ」3位こんな記事も読まれています

