将棋の伊藤匠王座(叡王、24)に広瀬章人九段(39)が挑戦する第74期王座戦五番勝負第5局が10月27日、山梨県甲府市の「常磐ホテル」で行われ、午後5時から30分間の夕食休憩に入った。
【中継】伊藤王座VS広瀬九段 最終局は夜戦に突入!(生中継中)
タイトル防衛・初獲得のゆくえを決める運命の最終局は、振り駒の結果、広瀬九段の先手番でスタート。戦型は「相掛かり」に進み、比較的早い段階で角銀交換が行われるなど、伊藤王座の研究範囲と見られる中で午前中から駒が激しくぶつかり合う濃密な展開となった。
解説陣も途中までは伊藤王座の研究通りの進行と見ていたものの、盤上は次第に難解な局面へ。特に9筋の香車を巡る駆け引きが強烈な攻防となり、伊藤王座が連続長考に沈む場面が見られた。広瀬九段は後手・伊藤王座の攻めを冷静に受け止めると、鋭い香打ちの好手を放って主導権を掌握。挑戦者の広瀬九段が優勢を確立して夕食休憩を迎えた。
苦しい長考を余儀なくされた伊藤王座だが、控室での検討の変化では逆転の順も複数浮上しており、まだまだ勝負のゆくえは予断を許さない。初防衛を目指す伊藤王座が白熱の終盤戦で鮮やかな逆転劇を見せるか、それとも初の王座獲得を狙う広瀬九段がこのまま優勢を拡大して押し切るか。栄冠のかかる運命の夜戦に注目が集まっている。
持ち時間は各5時間。
伊藤王座、広瀬九段が注文した夕食メニュー




