10月2日夜に開催されたG7首脳オンライン会議を高市早苗総理大臣が欠席した問題をめぐり、高市総理の過去の説明と外務省・茂木敏充外務大臣の答弁との間に大きな食い違いが生じている。27日の参議院外交防衛委員会で立憲民主党の辻元清美議員がこの問題を取り上げ、「外務省が止めたのか、回線の不備か、それとも総理のドタキャンか。政府は事実を隠している」と真相究明を迫った。
【映像】辻元氏が厳しく追及→国会ストップの瞬間(実際の様子)
■「回線不備」か「外務省の判断」か…食い違う欠席の理由
発端となったのは、欠席理由をめぐる高市総理と外務省の説明の食い違いだ。高市総理は16日の参院予算委員会で、「私自身は必要があれば出ると申していた」とした上で、開催時間が直前まで決まらず「大型ディスプレイの設置業者が間に合わなかった」「回線接続のための事業者を呼ぶ時間がなかった」と、通信インフラの手配不備を出席見送りの理由に挙げていた。
ところが、27日の委員会で茂木外務大臣および外務省の花田貴裕参事官は、「会議は30分の短時間で、議題も欧米のディーゼル備蓄放出問題。外務省として遠藤外務審議官の代理出席が適切と判断し、官邸に伝えた」と説明。「日本から総理が出席するような類いのものではない」として、事務方の政策的判断で欠席を決めたと答弁した。
辻元氏はこの説明の“齟齬”を逃さず追及した。「外務省が事前に『総理が出るような会議ではない』と判断して止めたのなら、なぜ高市総理は『出ようとして業者を手配したが間に合わなかった』などと答弁したのか。外務省が止めたんですか? それとも回線の問題なんですか? どっちが真実なんですか」と迫ったが、外務省側は「日程調整の状況や設備の準備状況を総合的に勘案した」と曖昧な答弁に終始し、具体的な時系列の明言を避けた。
さらに辻元氏は、イギリスの首相や過去の日本政府が首脳の欠席・遅刻理由を公表してきた前例を挙げ、今回の高市総理の欠席理由を外務省のホームページに掲載しない姿勢を問題視。「(日本は)書けないでしょ? そういうような外交姿勢でいいのか? 隠してますよ」と厳しく指弾した。
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