■IoT機器の脆弱性と「守り」の限界
三上氏は、スマート家電のリスクの根本として「IoT機器はシステムの穴を突かれて外部から侵入される」と脆弱性の問題を指摘する。さらに小澤氏も「IoT機器のパスワードは『12345』や『000000』のように単純なケースが多い。イギリスではこれが禁止されているが、日本ではまだ簡単に入れてしまうものが多い」と語る。
また三上氏は「エアコンやペットカメラなど外からコントロールする仕組みを持つ機器は、そこを足場にサイバー攻撃されたり、遠隔操作でいたずらされたりする恐れがある」とも述べた。見守りカメラについても、不審者の侵入を防ぐために設置したものが、逆に外部からの監視に利用され、住人の居場所を特定する手段になりかねないというリスクが指摘された。
個人での対策について今井氏は「十分に複雑なソフトウェアから脆弱性を消すことは人間の脳では無理だ」と断言。三上氏も「国はIoT機器にセキュリティ基準をクリアするよう求め始めているが、自動アップデートでない限り、ユーザーは対応しない」と現状の難しさを指摘した。
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