「ネトフリでも選挙広告」“毒親CM”まで飛び交った中傷合戦に米国民うんざり?「娘はウソつき」相手候補の絶縁した実母を引っ張り出し攻撃も…国際政治学者「今回は共和党のネガキャンが目立った」

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■絶縁状態の実母を起用した「一線を越えた」政治広告

 この問題について、オバマ元大統領は「ここ最近の彼の言動を見ていると注目を集めるためならどんな一線でも越え、どれほど卑劣な手段にでも手を染める人物であることが分かります。例えば彼が最近出した“広告”を考えてみてください」と、ラマスワミ氏と問題の広告を猛烈に批判。

 ラマスワミ氏の陣営が公開した映像に出演したのは、アクトン氏の実母で絶縁状態にあるドナ・アーサー氏だ。アクトン氏は幼少期に母親の再婚相手から性加害を受けるなどし、ホームレス状態になった経験があることを明かしている。義理の父親は起訴されたものの、裁判が始まる前に逃亡し、その後死亡した。しかし、母親は一貫して義理の父親を擁護してきたいわゆる“毒親”、アクトン氏は50年近く母親と絶縁状態にあった。

 その母親が、敵陣営であるラマスワミ氏の広告の中で、「私の名前はドナ・アーサーです。エイミー・アクトンの母親です。母親としてこんなことを言うのは辛いのですが、エイミーには深刻な問題があるのです」と切り出し、「彼女は嘘つきです。自分の過去について嘘をついています。テントで育ったと言っていますがそんなことは全くの嘘です。彼女はこれまでずっと嘘をつき続けてきたのです」と、実の娘の嘘つきだと言い、知事にしてはいけないと訴えた。

 トランプ大統領はこの広告を評価し「続けるべきだ」とSNSで発信。その一方で、共和党のオハイオ州知事が痛烈に批判して撤回を求めるなど、身内である共和党内からも厳しい非難を浴びる事態となった。絶縁した母親を利用した攻撃に対し、アクトン氏本人は「どうやらあなたには『ここまでやったら一線を越える』という境界線がないようですね ですが言っておきます。私はヤングスタウン出身の負けん気の強い人間ですヤングスタウン育ちの人間は戦いから決して逃げたりしません」と反論していた。

学会でも指摘される「根拠のないネガティブキャンペーン」の逆効果
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