7月17日のボストン・レッドソックス戦に登板したニューヨーク・ヤンキースの田中将大。6回を投げ3安打、1回の本塁打による1失点のみで押さえ今期7勝目を挙げたが、その投球内容よりも全米メディアが注目を集めたのが田中が投じた余りにも常識ハズレの軌道を描いた「魔球」だった。
ブロック・ホルトとの対戦で見せたボールはシンカーだが、本来の軌道から大きく外れ逆スライダーぎみに切れ味鋭く外角に入り込む。キャッチャーのオースティン・ロマインも示している位置から、大きく変化した球にすんでのところでキャッチする程変化しており当然ながら打者は全く手が出ない。