将棋界の未来を背負う10代対決を最年少棋士が制し、その実力の片鱗を見せた。AbemaTV将棋チャンネル特別対局企画「藤井聡太四段 炎の七番勝負~New Generation Story~」の第1局が12日に放送され、昨年10月に14歳2カ月で史上最年少プロ棋士となった藤井聡太四段(14)が、増田康宏四段(19)を95手で下し、白星スタートを切った。
 初々しい学生服姿が似合わないほど、指しぶりは堂々としたものだった。開幕戦は両者とも得意とし、若手棋士の間でも人気の角換わりで始まったが、じっくり時間を使いながら、じわりじわりと攻撃態勢を整えた。