史上最年少14歳2カ月でプロ棋士になり、公式戦でデビュー以来11連勝の新記録を樹立した藤井聡太四段(14)が、将棋界の最高峰リーグ、名人戦・順位戦A級のトップ棋士といよいよ対決する。
7人の先輩プロ棋士と対決する「藤井聡太四段 炎の七番勝負~New Generation Story~」は、勢いのある若手棋士相手に3勝1敗の好成績を残した。残るはA級棋士との3連戦。シリーズの勝ち越しもかけて挑む1人目の相手は、王位在籍3期の実績を誇る深浦康市九段(45)だ。
大先輩・深浦九段について藤井四段は「どこまでいっても倒れないというか粘り強い。形勢をうまく保つところが特徴の方」と分析した。師匠の杉本昌隆(48)七段も「おそらく深浦さんもちょっとびっくりするんじゃないかと思います」と期待をかけた。一方、深浦九段は「あのメンバーで3勝1敗ですから、内容でも成績でもA級に近いレベルは持っていると思う。藤井さんとA級である自分の距離感がみなさんにわかると思うので、負けられない一戦だと思います」と、必勝を誓った。
既に若手エース格と同等の力があることは証明した。あとは将棋界の頂に対して、藤井四段がどのくらいの位置にいるか。注目の対局は4月9日午後7時から放送される。
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