「一つの大きな節目ですね。長年にわたって将棋界に対する理解と支援をして下さる方々があって初めて私たちプロ棋士の存在もあるということで、日ごろから感謝しています。いずれ引退会見をする日が来るけれども、そのときはやはり感涙にむせぶこともあるかもしれませんね」。
"将棋界のレジェンド"と呼ばれる加藤一二三九段(77)が、63年間におよぶ棋士生活の幕を閉じようとしている。"ひふみん"の相性で親しまれ、テレビ番組では食レポに挑戦したり、ゲーム関連の仕事をしたりと、77歳とは思えないほど精力的に活動を続けている。Twitterも利用しており、フィギュアスケートを引退する浅田真央選手を讃えたTweetは大きな話題を呼んだ。