将棋の中学生棋士・藤井聡太四段(14)が6月7日、歴代単独3位となる23連勝を達成した。デビュー以来負けなしということもあり、巷では「藤井フィーバー」が巻き起こっている。同日に東京、大阪の将棋会館で発売された揮毫入りの扇子は、発売に長蛇の列ができると、あっという間に完売。8日のネット販売も瞬時に売り切れたという。今回の23連勝でクローズアップされたのは「羽生超え」という言葉。将棋界のレジェンド、羽生善治三冠(46)が1992年に記録した22連勝を抜いたからだ。ここで改めて羽生三冠の連勝記録を確認すると、対戦相手や対局の格など、厳しい戦いが続いていた。25年前の記録が、天才棋士の出現で改めて際立った。