元日本将棋連盟専務理事の田中寅彦九段(60)が、将棋の最年少プロ棋士で6月7日にデビュー以来の連勝記録を「23」に伸ばした藤井聡太四段(14)について、「羽生さん、谷川さんの同時期よりレベルが上」と舌を巻いた。
8日放送のテレビ朝日系「モーニングショー」で、中学3年生のプロ棋士・藤井聡太四段がデビュー戦から負け知らずの23連勝を飾ったニュースを取り上げた。ゲストとして出演した元日本将棋連盟専務理事でプロ棋士の田中寅彦九段は、専門家から見てもすごいと藤井四段を評価。今後タイトルを取っていく棋士になるだろうとし、「一番早ければ、今年中にどうかと注目されている」と年内のタイトル獲得の可能性にも言及した。
司会の羽鳥慎一が「率直に23連勝というのをどう受け止めているか」と尋ねると、田中九段は「ちょっと…化物です」と驚きを隠さなかった。さらには、「今までいろんな人を見てきて、特に谷川(浩司)さんとか羽生(善治)さんとか、中学生でプロになった棋士とデビュー当時にいっぱい戦ってきたんですけど、どうも藤井さんは彼らの同じタイミングよりレベルはだいぶ上のような気がします」との実感を明かした。
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