優勝候補が、下馬評通りの実力を見せつけた。6月18日、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催されたK-1。スーパー・ウェルター級(70kg)の新王者を決めるトーナメントで優勝したのは、ベラルーシから初参戦したチンギス・アラゾフだ。

(圧倒的な実力でチャンピオンベルトを巻いたチンギス)
左右に構えをスイッチしながら攻撃、パンチも蹴りもバランスよく繰り出すことができる。加えて柔らかい動きでディフェンスも巧み。単なる豪腕ファイターでも、派手さに欠けるテクニシャンでもない。強くて巧い、ファイターとしての完成形にも見えるチンギス。