「覇王降臨」という言葉が相応しい衝撃の日本デビューだった。6月18日にさいたまスーパーアリーナで開催された「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント~」は、ベラルーシのチンギス・アラゾフが初制覇した。
かつて魔裟斗が国内外のライバルたちと激戦を繰り広げたミドル級(-70kg)。新生K-1ではスーパー・ウェルター級という名称に変わったが、長年外国人選手の独壇場と言われ日本人としては辛酸を舐めてきた階級だけに、欧州からの未知の刺客、アラゾフも日本初上陸にもかかわらず今回のトーナメント大本命の1人に挙げられていた。