将棋の最年少棋士・藤井聡太四段(14)が6月26日、歴代最多となる29連勝をデビュー以来、無敗のまま達成した。対局後の会見では「想像もできなかったこと。今までと違った喜びがあります」とコメントした。会見の模様は以下のとおり。
―29連勝について率直な感想を
自分でも29連勝というのは想像もできなかったこと。喜びとともに、非常に驚いています。
―今日はどんな思いで対局に臨みましたか
今日は相手が強敵の増田四段でしたし、竜王戦の決勝トーナメントという大きな舞台ということもあって、連勝記録自体は意識しないようにしました。
―29連勝中で思い出の残った対局は
初戦の加藤(一二三)先生に教えていただいた一局が思い出深いです。迫力あるものを体験できたのは貴重でした。
―タイトルについての思いは
まだまだ実力をつけることが必要だと考えているので。タイトルを狙える位置まで実力をつけたいと考えています。
―連勝の喜びを誰に伝えたいですか
家族と師匠に伝えたいと思います。
―今後の目標を
もっともっと実力を高めて、タイトルを狙う位置になりたいと思っています。
―28連勝の時との違いは
単独1位になれたというのは、自分でも特別な感慨というか、今までと違った喜びがあると感じております。
―次は30連勝がかかります
連勝記録というのは、いつか必ず途切れてしまうものでもあるので、連勝は意識せずに、一局一局指して行きたいと思っています。これだけ注目していただいて、緊張というかプレッシャーはあるんですが、重圧に押しつぶされてしまってはよくないので、なるべく自然体で指すように心掛けたいと思います。
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