デビューから歴代最多となる29連勝を達成した藤井聡太四段(14)。連勝ストップ後も連勝し、通算成績31勝1敗と、圧倒的な成績を残している。今後も活躍が期待される藤井四段だが、29連勝を戦った相手はどんな相手だったのか。今後を占う意味で検証してみた。
 昨年12月24日のデビュー戦以来、藤井四段は29連勝中にプロ棋士22人、アマ棋士2人と戦った。うちプロ棋士5人とは2局ずつ指している。対戦相手は先日引退した最年長棋士・加藤一二三九段(77)から、将棋界に2人しかいない10代棋士、増田康宏四段(19)と非常に幅広い。デビューから半年ということもあり、当然ながらどの棋戦でも一番下からのスタート。プロに成り立ての若手棋士、近年は不振のベテラン棋士などの対局が大半を占めた。