第30期竜王戦決勝トーナメントの4回戦が7月16日に行われ、久保利明王将(41)が佐々木勇気六段(22)を下した。王将3期、棋王3期を誇る久保王将だが、自身初となる竜王挑戦に向け、一歩前進した。佐々木六段は、29連勝中だった藤井聡太四段(14)の連勝を止め、その後も勝ち進んでいたがタイトルホルダーの壁に跳ね返された。
 久保王将は次戦、1組優勝の松尾歩八段(37)と戦い、勝利すれば羽生善治三冠(46)と稲葉陽八段(28)の勝者と、挑戦権三番勝負を行う。竜王は2015年から渡辺明竜王(33)が2期防衛中。