中学生棋士・藤井聡太四段の歴代最多29連勝により、すっかり日本中で話題となった将棋だが、ファンにもいろいろなパターンがある。自ら将棋をする「指す将」、対局などを楽しむことがメインの「観る将」、棋士のイラストなどを描く「描く将」など多様だが、この他にも「作る将」がいる。将棋の駒を自作するファンだ。
「作る将」という言葉自体は一般的ではないが、将棋の駒を作ること自体を楽しむ人たちは以前から、多数いる。歩から王将まで1セット40枚の駒を、板から切り出すところから始める人もいれば、駒の形になった木地(生地)を彫る、字を書くところからの人もいる。1セット数万円する木地もあれば、1000~2000円というものもある。