AbemaTV(アベマTV)にて毎週水曜23時~25時に放送中のバラエティ番組『フジモンが芸能界から干される前にやりたい10のこと』が、10月で放送1周年を迎える。各局から引く手あまたで、老若男女から愛される“フジモン”ことFUJIWARA藤本敏史が「もし、芸能界を干されてしまったら……」という最悪の事態を想定して、ゲストが藤本とやっておきたい10のことを叶える同番組。笑いあり、生放送ならではのハプニングありで、じんわりと話題沸騰中だ。注目を集める『フジモンが芸能界から干される前にやりたい10のこと』を引っ張る藤本に番組に対する思いを直撃した!
打ち合わせは5秒「ゲストが誰かということだけ」
――10月で放送スタートから1周年ですね。まずは率直な感想をから教えてください。
藤本:正直そんなに長く続くと思ってなかったですよ。ものすごく適当な番組なので(笑)。僕の打ち合わせも毎回5秒ですよ。
――5秒で一体なにを話すか気になります!
藤本:ゲストが誰かということを伝えられるだけです(笑)。そんなの台本を見ればわかるから、5秒の打ち合わせもいらないかもしれないです。
――最初に冠番組というオファーがあったときにはどう感じましたか?
藤本:僕に冠番組をやらすか?と思いました。ここ20年くらいほとんど冠番組ってやってなくて。しかもFUJIWARAじゃなくて、僕一人でというのはね。AbemaTVの人たちは、なにを見ていたんでしょうね。僕をちゃんと見ていたら、冠をやらすっていうのは間違っていると思いますけどね(笑)。
――プレッシャーはありましたか?
藤本:話しを受けたときには若干ありましたけど。第一回目の放送からすぐになくなりました。第一回目のゲストは、この番組の前に番組をやっているアルコ&ピースやったんですよ。えらい近場で済ましたな~って。スタッフさんが、力を入れてないのがよくわかりました(笑)。
――ゆるいからこそ、ほかの番組や地上波ではできないことをしようという意識はありますか?
藤本:それはありますね。地上波だと、言いたいと思っても、もしかしたら言わんほうがいいんちゃうかって思って我慢することがあるけど、この番組にはそれがないので。来てくれる芸人にとってもガス抜きになったらいいかな。和気あいあいで楽しく、行き当たりばったりで、先の見えない展開がたくさんあることが、この番組の良さですね。
――この番組は藤本さんのストレス発散にはなっていますか?
藤本:心からへたって笑うことがよくありますんで。息できないくらい笑うことがあるんで、そういうときには発散しています。
一番印象的なゲストは「クールポコのせんちゃん」
――1年を振りかえってとくに印象に残っているゲストはいますか?
藤本:クールポコのせんちゃんです。地上波で絶対にスポットライトが当たらない芸人を見られるのも、この番組の良さかなと思っています。普通のバラエティで、せんちゃんにツッコんでいかないでしょ? でも僕は、せんちゃんとか、ジョイマンの池谷和志とかが好きなんですよ。そこらへんにスポットを当ててあげられるのはこの番組だけですね。
――見どころの一つになりますね。コアな笑いファンからしたらうれしいかも。
藤本:コアなお笑いファンはせんちゃんや池谷を見たくないと思いますよ(笑)。僕が好きなだけです。
――8月24日の放送には活動休止から復活した狩野英孝さんが出演されましたね!
藤本:「干される前にやりたいこと」に干されかけた芸人が来るとはね。なかなかないと思いますよ。できたら、加藤紗里さんと川本真琴さんを呼んでくれたらうれしかったんですけどね。まあ、英孝ちゃんもこの番組をきっかけに、これまでのような感じで炸裂してほしいです。
――最後に、藤本さんから番組にやってほしいことがあったら、教えてください!
藤本:狩野英孝のように、一度干された人に出てほしいです。この番組を足掛かりに復活してくれたらいいですよね。あとはセットをちゃんとしてほしいな~(笑)。9時から10時にAbemaTVでやっているバラエティがあるじゃないですか。おぎやはぎ、ブラックマヨネーズ、指原莉乃とかがしてるバラエティ。それを見てみると、セットがちゃんとしてるんですよ。地上波のゴールデン番組としてでもやっていけるくらい豪華なセットで。それに憧れがあります(笑)。
――ありがとうございます! 次回の放送も楽しみにしています!
▶︎次回のゲストは千原ジュニア!『フジモンが芸能界から干される前にやりたい10のこと』は毎週水曜23時~25時放送中
テキスト:氏家裕子
写真:岡田誠