史上最多29連勝の記録を持つ中学生棋士・藤井聡太四段(15)が9月14日、第76期順位戦・C級2組の第4戦で佐藤慎一五段(35)に勝利し、節目となるプロ通算40勝目を挙げた。通算成績では40勝6敗となったが、6敗はいずれも後手番。先手番での無敗は、またも継続した。
 藤井四段は、C級2組では第3戦まで無傷の3連勝。この日は各6時間の持ち時間をほぼ使いきる熱戦となったが、さらに白星を重ね4戦無敗でリーグ首位タイとなった。C級2組は50人の棋士がそれぞれ10戦行い、成績上位3人がC級1組に昇級する。勝敗数が同じ場合は、前年度の成績などをもとにした順位が上の棋士が昇級する。初参戦の藤井四段が「1期抜け」するには全勝もしくは9勝1敗といった成績が必要だ。