史上最多の29連勝を達成した中学生棋士・藤井聡太四段(15)が、AbemaTV独自のインタビューに対して、将棋ソフト(AI)が進化した現代において「プロ棋士の存在意義というものが問われる時代かなと感じています」と語った。研究にはソフトも活用する藤井四段だが、単なる強さだけでなくファンを楽しませることも棋士の使命と、早くも意識しているようだ。
将棋ソフトと現役棋士の対局企画はここ数年で注目を集めたが、対局企画で佐藤天彦名人が敗れたことにより、純粋な強さという意味においては決着がついた。人間では不可能な処理速度で無数の対局をこなし、そのデータから学ぶ人口知能(AI)やソフトは、今はプロ棋士が将棋を学ぶツールとしても大いに役立っている。