藤井聡太四段(15)。言わずと知れた史上最年少棋士である。史上最多連勝棋士である。今春に放送された「炎の七番勝負」で将棋界を代表する棋士たちを相手に6勝1敗という信じ難い結果を残した新四段である。
あらゆるメディアが過去、現在、未来について書き尽くされた中、「魂の七番勝負」の第3局が行われた後の取材での「魂のギャグ」について記したい。
以下、一問一答。
―行方八段を指名した。
どなたを選んでもトップの先生なので、悩んだのですけど、行方先生は今年3月の詰将棋解答選手権でもご一緒させていただきましたし、終盤の秒読みになってから非常に強い先生なので、教わりたいなと思い選ばせていただきました。40代のトップの先生は自分にはない感覚を持たれています。公式戦で当たる機会はあまりなかったので、実際に盤を挟んで体感できたのはよかったと思います。やはり視野を広く持たれているなと肌で感じました。