前作「百円の恋」で数多くの映画賞を受賞した武正晴監督の新作は、プロレスとK-1を舞台にしている。
タイトルは「リングサイドストーリー」。佐藤江梨子と瑛太が主演の恋愛コメディで、主人公・カナコ(佐藤)の仕事がプロレス団体のスタッフ(後にK-1広報)なのだ。
プライドだけは無駄に高い売れない役者・ヒデオ(瑛太)を支える恋人カナコがマット界に足を踏み入れ、そのことから2人の関係も変わっていくというストーリー。カナコが最初に働くプロレス団体はWRESTLE-1(W-1)で、本人役の武藤敬司はじめ多数のレスラーが登場している。K-1の試合や記者会見の場面では卜部兄弟、城戸康裕、ゲーオ・ウィラサクレックら人気選手を見ることができる。普段、公開記者会見やアマチュア大会などが開催されるGENスポーツパレス、常設プロレス会場の千葉ブルーフィールドといった、ファンにはおなじみの施設もスクリーンに。