『Krush』『K-1』の舞台で激闘を繰り広げてきたネパールの怪人、モハン・ドラゴン。『モハン・ドラゴンの選ぶBESTカレー&BEST バウト!』(AbemaTV)では、モハンが馴染みのネパール料理店でベストバウト5試合と、愛するカレーが紹介された。

1試合目に挙げたのは、2017年9月の『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ウェルター級王座決定トーナメント~』での渡部太基との1回戦。1試合目から「倒すか倒されるか」という気持ちで挑むことを決めていたというモハンは、所属している士魂村上塾の塾長・村上竜司氏からの教えである「一歩も下がるな、観客の記憶に残る試合をしろ」という言葉を守ったと語る。試合はモハンが1ラウンドで渡部を2ノックダウンさせ、ほぼノーダメージでの勝ちを収めている。

2つめに挙げたのは2016年9月の『Krush.69』でのK-1ファイター斎藤武彦との試合で、モハンは『K-1』出場のチャンスに繋がる試合だったことから「試合の中で一番燃えた」と語る。「勝つしかない」と挑んだ試合は、得意のロングフックを直撃させて1ラウンド40秒台での勝利という、まさに『K-1』出場に一歩近づいた勝利だった。

いよいよ『K-1』出場が真実味を帯びてきたときに挑んだのが、次に挙げた2017年2月の『Krush.73』における、王者・塚越仁志との-67kgタイトルマッチだった。とにかく良い試合をしようと勝敗にこだわらず挑んだ試合で、1ラウンドで塚越がダウンした際に、モハンは「あっ倒れた!」と驚いたという。これで判定では有利になったモハンだったが「観客の記憶に残る試合」という塾長の教えを守るため、攻めの姿勢を崩さなかった。そのためラウンド3で塚越の攻撃を次々に被弾し満身創痍となってしまい、最後には自身のパンチが空を切る形でマットに突っ伏し敗北を喫している。

4試合目には、再び『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ウェルター級王座決定トーナメント~』での準決勝、山際和希との試合を挙げる。同大会が決まったときから、モハンは以前『Bigbang』で敗北した山際と戦うことしか頭になかったのだそう。前回の試合では自身にトレーニングを課しすぎてコンディションを崩していたというモハンは万全の状態で山際と戦い、2ラウンド目で2つのダウンを奪い勝利した。

そして最後、5試合目に選んだ試合は『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ウェルター級王座決定トーナメント~』の久保優太との決勝戦。モハンは同大会で久保、もしくは木村“フィリップ”ミノルが決勝戦に上がってくると読んでいたそうで、もし木村と戦ったら「どっちかが倒れる」試合だったろうと分析した。またモハンは、久保のガードの巧さから、いつも通りではパンチが当たらないと考えてキックを多用した、と彼なりの戦術があったことも明かした。

「久保優太選手は強い世界選手に戻った」と賛辞を贈るモハン。試合は激闘の末、久保が判定勝利を収めたが、モハンは試合後に「『K-1』はテレビの中の夢の世界だったので、出れて嬉しい」と感無量の様子でインタビューに応えていた。また、勝敗に関わらず「悔いはない」と表情は晴れやかだった。

ちなみにモハンが選んだ“ベストカレー”は以下の通り。

(※番組ロケは新宿区大久保にあるネパール民族料理店『アーガン』で行われた)

5位:ンドゥルカレー

4位:アルタマカレー

3位:マトンカレー

2位:チキンカレー

1位:ベジタブルカレー

「あなたにとってカレーとは?」という質問にモハンは、「カレー食べてるから強いです!」と回答。自身の強さの秘訣は母国の料理にあるのだ、と笑顔で語った。

モハン・ドラゴンの選ぶBESTカレー&BEST バウト! | AbemaTV(アベマTV)
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Kー1ファイターモハン・ドラゴン。今までの激闘と、大好きなカレーをモハン選手自らが厳選し、一挙に放送!さて、どの試合とカレーが選ばれたのか・・・?
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