将棋の新人王戦決勝三番勝負の第2局が10月16日、渋谷区の将棋会館で始まった。第1局は増田康宏四段(19)が勝利し、連覇に王手をかけている。対する佐々木大地四段(22)もプロデビュー2年目にして、実力を認められている若手棋士の1人。白星を挙げて、最終戦に持ち込みたいところだ。
2人ともプロ歴は浅いながら、次世代のエース候補として名を挙げられる期待の棋士。プロ入り後の通算成績は、増田四段が132戦94勝38敗で勝率0.712、佐々木四段も66戦46勝20敗で勝率0.697と、いずれも7割前後の勝率を誇っている(数値は2017年10月15日時点)。佐々木四段は、若手棋士とトップ棋士が団体戦で戦う「魂の七番勝負」の第1局で、屋敷伸之九段に勝利。増田四段は第6局で三浦弘行九段と対戦する。