連覇がかかる平昌五輪シーズンのグランプリシリーズ初戦・ロシア大会に、ソチ五輪王者・羽生結弦は攻めの姿勢で臨む。

(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
 ロシア大会の公式練習に臨んだ羽生は、フリーの冒頭で4回転ルッツに挑むことを明らかにした。ルッツは6種類のジャンプの中で2番目に難度が高く、4回転ルッツを跳べるのは世界でも限られた選手だけだ。昨季最後の試合・世界国別対抗戦の公式練習で4回転ルッツに成功していた羽生だが、今夏拠点のトロントで行われた公開練習の際には「跳べますし練習していますけれども、今は考えてないです」と話し、後半に3本の4回転を跳ぶという挑戦をまずは完遂したいとしていた。