将棋の羽生善治棋聖(47)が前人未踏の「永世七冠」を目指し、渡辺明竜王(33)との竜王戦七番勝負に挑んでいる。
10月20日から始まった第1局は、21日に2日目がスタート。持ち時間は各8時間で、今夜決着となる見込みだ。羽生棋聖と渡辺竜王の対戦成績は、羽生棋聖の35勝、渡辺竜王の34勝とほぼ互角。竜王戦に限れば、永世竜王の資格を持つ渡辺竜王が8勝5敗と勝ち越している。通算69対局は、2人がトップレベルのリーグやタイトル戦を維持しないと実現しない数字だけに、第一線で活躍していることを証明している。
羽生棋聖は七番勝負に勝利すれば、永世竜王の資格を獲得。今季からタイトル入りした叡王を除く7つのタイトルで永世称号の資格を得ることになる。1996年に当時のタイトル7つを独占する偉業を達成した羽生棋聖だが、永世七冠を成し遂げれば、こちらも史上初の快挙。通算タイトル数も98期となっており、史上最多の100期にも迫っている。
第1局は東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で行われている。AbemaTVでは、今回の七番勝負を対局開始から終了まで生中継する。
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