将棋の中学生棋士・藤井聡太四段(15)が11月2日、名人戦・順位戦C級2組の6回戦で、脇謙二八段(57)と対局中だ。初参加のC級2組で、無傷の5連勝と好調の藤井四段は、“一期抜け”のためにも星は落とせない状況だ。
藤井四段は増田康宏四段、今泉健司四段と並び、5勝0敗でトップタイ。50人参加のC級2組は上位3人が昇級するが、1敗で9人が追走している。前期の成績などをもとにした順位では45番目だけに、1回でも負ければ一期抜けが危うくなる狭き門だ。
また藤井四段は、公式戦で現在9連勝中。勝てば史上最多の29連勝を達成して以来、2度目の2ケタ連勝達成となる。前日まで、通算54戦48勝6敗だが、6敗はすべて20代の棋士で、30歳以上には無敗を誇る「ベテランキラー」でもある中学生棋士が、新たな連勝記録を築くか注目だ。さらに2017年度成績では、対局数、勝数、連勝、勝率と“四冠”を独占中だけに、どこまで数字を伸ばすかファンの期待も膨らんでいる。
順位戦の持ち時間は各6時間。AbemaTVでは、藤井四段対脇八段の対局を、終局まで生中継する。
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