将棋の第76期名人戦・順位戦A級6回戦が11月8日に行われ、羽生善治棋聖(47)が三浦弘行九段(43)に勝利した。羽生棋聖は6戦して4勝2敗、敗れた三浦九段は5戦して2勝3敗と黒星が先行した。
羽生棋聖は現在、竜王戦七番勝負で渡辺明竜王(33)と対局中。現在2勝1敗とリードしており、今回タイトルを取れば永世竜王の資格を得るとともに、今期から追加された叡王を除く7つのタイトルで永世称号を獲得する「永世七冠」を史上初めて達成する。
三浦九段は、昨年秋から将棋ソフトの不正使用疑惑(後に使用はなかったことが証明された)で出場停止処分を受け、ブランクからか一時は不調だったが、今年度に入り復調。前日まで13勝6敗、勝率.684とトップクラスの棋士同士の対局が続く中、高い勝率を維持していたが、この日は苦杯をなめた。
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