第30期竜王戦七番勝負の第4局が11月24日、新潟県三条市の嵐渓荘で再開した。第1、2局を挑戦者の羽生善治棋聖(47)が制したが、第3局は渡辺明竜王(33)が勝利し反撃開始。羽生棋聖が勝ってタイトルに王手をかけるか、渡辺竜王が勝って2勝2敗のタイにするか、七番勝負の行方を大きく左右する一局だ。
 羽生棋聖は、今回竜王となれば永世竜王の資格を獲得。8大タイトルのうち今期から加わった叡王を除く7つのタイトルで永世資格を持つ、史上初の「永世七冠」を達成する。