将棋の藤井聡太四段(15)が11月29日、棋聖戦一次予選で大橋貴洸四段(25)に敗れ、二次予選進出はならなかった。
藤井四段と大橋四段は、昨年10月1日にプロ入りとなる四段への昇段を共に決めた同期。デビュー後は、史上最多の29連勝など華々しく活躍した藤井四段に注目が集まったが、大橋四段もこの日を含めて通算成績は43戦して31勝12敗、勝率0.721と好成績を残している。2人のプロ入り後の対戦成績は、この日を終えて藤井四段の2勝1敗となった。
藤井四段の通算成績は59戦して51勝8敗に。年度成績では対局数(49局)、勝数(41勝)、勝率(0.837)、連勝数(29連勝)で、“四冠”をキープしている。
棋聖のタイトルは、羽生善治棋聖が10期連続で防衛中。棋聖戦は一次予選が持ち時間各1時間、二次予選が各3時間、決勝トーナメントと五番勝負は各4時間となっている。決勝トーナメントは一次予選、二次予選の勝ち上がり者、シード棋士の16人で行われ、優勝者が五番勝負へと進出する。
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