第30期竜王戦七番勝負の第5局が12月4日、鹿児島県指宿市の指宿白水館で始まった。ここまで挑戦者の羽生善治棋聖(47)が、渡辺明竜王(33)に対し3勝1敗とし、竜王のタイトルに王手をかけている。
羽生棋聖は今回竜王となれば、通算7期目となり永世竜王の資格を獲得。8大タイトルのうち今期から加わり、永世称号がない叡王を除く7つのタイトルで永世資格を持つ、史上初の「永世七冠」を達成する。
羽生棋聖と渡辺竜王の対戦は過去に74局あり、羽生棋聖の39勝、渡辺竜王の35勝。直近5局では、羽生棋聖が4勝1敗とリードしている。事前にAbemaTV将棋チャンネルのTwitterで行われたファン向けのアンケートでは、3013人が回答し88%が「羽生勝利」と予想している。