将棋の羽生善治棋聖(47)が12月5日、通算7期目となる竜王のタイトルを獲得し「永世竜王」の資格を獲得、永世称号のある他の6つのタイトルと合わせて、史上初の「永世七冠」の偉業を達成した。佐藤天彦名人、初代竜王の島朗九段など、祝福の声が続々と寄せられた。
◆佐藤天彦名人
 永世竜王、そして永世七冠達成おめでとうございます。僕が子どもの時に羽生さんが七冠を達成されたのを見て、本当にすごいことだなあと思ったのですが、時が経ってこうして永世七冠を達成されたということで、偉大な記録を目の当たりにしているんだなという気がしています。羽生さんとの思い出は3年前の王座戦で、新聞解説でうかがった時に、帰りの新幹線でいろいろな話をさせていただきました。短い時間の中で、サッカーの話や海外に行かれてチェスをされた話、音楽の話ですとか、いろいろな話をさせていただいてとても楽しかったです。対局することは増えましたが、また機会があれば、僕自身も頑張っていきたいと思います。