プロ・アマ参加による国内最大級の大会、麻雀最強戦のファイナルが12月10日に行われ、金太賢(日本プロ麻雀協会)が全国の麻雀プレイヤーの頂点に立つ28代目の「最強位」となった。金は初の最強位。
 今の自分が人生で“最強”だと感じていた。だから勝てた。長時間に渡る決勝卓。猿川と同点で迎えたオーラスで、ほんの一歩前に出た。河に放たれた九索に、息が詰まる中でロンの声を絞り出した。麻雀界の頂点に立った瞬間、笑顔よりも額の汗と緊張から解放された表情を見せた。