研究熱心で負けず嫌いが集まった将棋界では、時に親子の会話は直接よりも棋譜を通しての方がスムーズに行くこともある。AbemaTV「花の三番勝負 白黒はっきりつけましょう」の第2局に登場する飯野愛女流1級も、その1人だ。師匠は父でもある飯野健二七段。娘は最近「あえて盤を一緒に挟まない方が(指導を)素直に聞けるようになった」と気付き始めた。親子で棋士として厳しい道を歩むからこその、珍しくも新しい師弟関係だ。