プロ麻雀界屈指の引き出しの多さと対応力の高さを見せ続ける鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)。だが、昨年のRTDリーグでは、アガリ条件をシビアに捉え、あえてアガらずに見逃しを繰り返した。「麻雀は選択のゲームゆえに、アガらない選択肢もある」ことを伝えたかったのだが、結果的にその見逃しが響き、準決勝で敗退。今年はアガれるものはすべてアガる「完食」で、初優勝を目指す。
誰もやらないことを平然とやってのけ、その引き出しの多さで、視聴者をワクワクさせてきた。「僕は普通だと思ってやっているんですけどね」と本人に特別感は毛頭ない。 ただRTDリーグ3度目の出場を迎えるにあたって、改善しようと思っていることがある。それは「見逃しを減らす」こと。過去2年間、見逃しを数多く敢行した結果、痛い目にも数多く遭ってきたというのだ。