<大相撲初場所>◇十一日目◇1月24日◇両国国技館
幕下上位で楽しみな一番が実現した。初土俵から21連勝で一気に幕下上位に躍進した炎鵬と十両経験のある照強の小兵業師対決に館内は大いに沸いた。
炎鵬が左を差して一気に寄るが、照強が土俵際で小手投げと掛け投げの合わせ技で逆転勝ち。短い時間だったが攻防が詰まった熱戦に、まるで幕内上位の取組のような大きな拍手と大歓声が沸き起こった。
西筆頭の照強は勝って4勝目。十両復帰に向けて大きな星を挙げた。一方の炎鵬は3勝3敗となり、最後の一番に勝ち越しをかけることになった。
照強168センチ、炎鵬169センチと上背には恵まれていないが、多彩の技としぶとさで連日、土俵を沸かせ、相撲ファンの間ではすっかりおなじみ。近い将来、屈指の好カードになることは間違いないだろう。
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