2018年幕開けの大相撲初場所が、連日の満員御礼のうちに終わりました。早くも”相撲ロス”になってしまっているファンのためにも、「初場所5大ニュース」として、沸きに沸いた15日間を振り返ってみましょう

1位 栃ノ心が初優勝!

 ジョージア出身の30歳、前頭三枚目の栃ノ心(春日野部屋)が14勝1敗の成績で初優勝を決めました。幕下まで番付を落として復活してきた苦労人。鍛え上げられた筋肉ムキムキの体に、ニコラス・ケイジ似のイケメン顔も注目をあび、力強い四つ相撲を見せ付けてくれました。この優勝で一気にファンが増えるかも?

2位 横綱・鶴竜、引退危機を脱出!

 4場所連続休場明けで、進退を賭けて土俵に上がった鶴竜(井筒)。白鵬、稀勢の里の両横綱が途中休場するなか、初日から10連勝するも、その後はまさかの4連敗……。千秋楽は白星で終えたのですが、元横綱・武藏丸の武蔵川親方はいいます。「今場所は優勝までしなくとも、よかったよ。休場明けでの一人横綱として、これだけの成績を残したのなら、今場所は十分だよ」とねぎらっていました。

3位 史上初の双子関取が誕生!

 幕下七枚目の貴公俊(たかよしとし・貴乃花)が、5勝して新十両昇進を決めました! 今場所は十両の地位から落ちる関取が7人もいたため、ラッキーな昇進でもあったのですが、地力は十分。弟の貴源治は5場所前に昇進していましたが、今場所、お兄ちゃんもやっと追いつきました。会見では弟が先に昇進したことに「うれしくもあり、悔しかった」と心情を吐露していましたが、師匠の貴乃花親方も「これからもふたりで切磋琢磨してほしい」と目を細めます。3月の春場所、双子力士が一緒に十両土俵入りする姿に大注目です!

4位 新入幕の阿炎、竜電が揃って三賞受賞!

 元気いっぱい、のびのびとした突き押し相撲の阿炎(錣山)と、一時は番付を序ノ口まで落として、この地位まで這い上がってきた竜電(高田川)。ともに新入幕でみごと10勝し、仲よく敢闘賞を受賞したのです。ヤンチャでかわいい阿炎と、いぶし銀の魅力を放つ竜電。対照的なふたりですが、それぞれに人気を呼びそう?

5位 幕下の炎鵬も新十両昇進!

 横綱・白鵬にスカウトされて入門した炎鵬(宮城野)。幕下六枚目で勝ち越し、これまた新十両昇進を決めました! ちょうど入門以来1年でのスピード出世で、史上最速タイ記録なんだそう。169センチの小さな体で「ひねり王子」との異名をとるほど、素早い技を繰り出すスピード相撲は連日館内の大声援を受けていました。小さなちょんまげもやっと結えて、人気急上昇間違いなし!

 ”番外ニュース”として、昭和の大横綱の孫である納谷(大嶽)と、元横綱朝青龍の甥っこである豊昇龍(立浪)の前相撲デビューも大きな話題に。そのほか、元大関の照ノ富士(伊勢ヶ浜)が十両に陥落、アクロバティックな相撲で人気だった宇良(木瀬)も全休し、来場所は幕下に落ちてしまう……などなど、残念なニュースもあるのですが、3月の春場所(3月11日~)が今から楽しみになるような初場所だったのでは。

 相撲ファンにとっては ♪春よ来い 早く来い♪ 春場所よ、早く来て~! という感じでしょうか?【どす恋花子】

(C)AbemaTV

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