将棋の中学生棋士・藤井聡太五段(15)が2月5日、王将戦一次予選で南芳一九段(54)に勝利し、五段に昇段してから初の対局で白星を飾った。230手に及ぶ大熱戦を制し、次戦で杉本昌隆七段(49)との「師弟対決」が実現することになった。
藤井五段の2017年の成績は63局で52勝11敗。勝率は0.825。29連勝(年度またぎ)を含め「部門四冠」をキープしている。対局数2位は三枚堂六段の50局、勝数2位は大橋四段の37勝、勝率2位は永瀬七段の0.773で、いずれも断トツの成績だ。
藤井五段が師匠の杉本七段と公式戦で対局するのは初。将棋界では、公式戦で弟子が師匠に勝つことを「恩返し」と呼ぶ。
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