将棋の対局番組を楽しむファンの中で、1つのコンテンツになっているのが、棋士が休憩時間に食べる「将棋めし」。丼、定食、麺類など、毎回チェックし続けてみると、棋士の好みが分かり、将棋とは違う一面が見られるのが人気の理由だ。ただ、この将棋めしも今ではすっかり出前がメインだが、つい最近までは外食OKだった。ベテラン棋士には「いまだにリズムがつかめない」と嘆く人もいるという。
もともと将棋の対局は、ほんの最近まで休憩時間はおろか対局中でも外出は自由だった。ある棋士は「将棋会館から5、6分のところでおいしいご飯を食べて、その後にあたりをぐるぐると散歩して消化をうながし、リフレッシュするのが日課でした。それを何十年とやってきました」と、対局時のルーティンを説明した。