「勝負の世界で1番わかりやすいのは、1人が立っていて、1人が倒れてるという図式」
“新生K-1”を牽引するファイター・武尊が過去の激闘の中からKO勝利した試合を自らが厳選し振り返った。
2017年6月のブバイサ・パスハエフ戦。パスハエフは前日の計量で1.7キロオーバーしており、不成立試合の可能性もあった。しかし「応援しに来てくれる人たちもたくさんいる。その試合のために2か月間キツい生活もしてきた」と語る武尊は「試合やらずに終わるのが考えられない」という思いから、この試合を受けたという。しかも観客から「フェアに見られない」という理由で、体重差分のハンデをつけずに試合に挑みKO勝利。「絶対倒してやろうと思っていた」と、K-1トップファイターとしての矜持があったことを明かした。