大相撲ヘビー級の時代と言われる昨今、果たして今場所の幕内力士42人の平均体重は164.9キロ! 背丈も平均184.5センチ! 本当に大きい! しかし、そのヘビー級の力士たちに立ち向かう小柄な(といっても一般的には大き目な方々です)”小兵力士“は、相撲界ではどんな時代でも人気がある。「小よく大を制す」が好まれるわけだ。
 今場所も十両の小兵トリオとでも言いたい、炎鵬(167センチ92キロ)、照強(168センチ92キロ)、翔猿(175センチ121キロ)に注目が集まっている。中でも人気は炎鵬。十両土俵入りで行司さんの後ろに並ぶと隠れて見えなくなっちゃうリトルっぷりが愛しい炎鵬は、たとえ負けても相手に食らいついていく相撲で見る人の胸を熱くする。