数々の激闘、好勝負が展開された3.21K-1さいたまスーパーアリーナ大会では、各階級のタイトルマッチも大いに盛り上がった。
この日、行なわれたのは実に6階級の王座戦。しかも、そのうち4試合がKO決着という衝撃的なものに。
ウェルター級(王者・久保優太がメルシック・バダザリアンに勝利)とヘビー級(挑戦者のロエル・マナートが勝利)は判定に終わったものの、それ以外はドラマチックな結末の連続になった。
スーパー・ライト級タイトルマッチでは王者・野杁正明が大和哲也から飛びヒザでダウンを奪い、最後はパンチ連打でKO。チンギス・アラゾフに日菜太が挑んだスーパー・ウェルター級王座戦はアラゾフが圧勝。蹴りを得意とする日菜太の間合いを潰し、ワンサイドの展開にしたアラゾフがカウンターの左フックを決めた。ライト級では、計量オーバーの王者ウェイ・ルイを卜部功也が左ストレート一発で完全KO。卜部はこれで2階級制覇だ。