対局中の食事やおやつが注目を浴びる将棋界で、その徹底した好みにファンたちがざわついている。現在、8大タイトルの1つである棋王のタイトルに挑戦中の永瀬拓矢七段(25)のおやつは、実に特徴的だ。棋王戦五番勝負で注文する品が、とにかくバナナ、バナナ。そのこだわりに、ファンの間からは「バナ永瀬」「永瀬バナナ段」など、名前をもじった異名が飛び交い始めている。
将棋に対する厳しい姿勢や発言から、「軍曹」と呼ばれることもある永瀬七段だが、今回の棋王戦五番勝負でバナナ好きが注目を浴びてからというもの、すっかりバナナキャラが定着している。第4局までを終えて、永瀬七段が食べた本数、実に23.5本。「将棋めし」はたびたびネット上で話題になるが、バナナという果物や音の響きからか、圧倒的な拡散力を誇っている。