トッププロが集う麻雀リーグ「2018RTDリーグ」BLACK DIVISION 17・18回戦が3月29日に放送され、村上淳(最高位戦)が2勝目、小林剛(麻将連合)は3連勝で5勝目を挙げた。村上は7位から5位、小林はポイントを+300台に乗せ、独走態勢に突入した。

BLACK 17回戦の対局者は村上淳、白鳥翔(連盟)、多井隆晴(RMU)、瀬戸熊直樹(連盟)。▲122.8ポイントで7位に位置していた村上は「とにかくフラットな気持ちで集中し、ミスをしないよう一打一打を丁寧に打ちたい」と神妙な面持ちで対局に臨んだ。東1局は満貫放銃からスタートするものの、東3局でリーチ・ツモ・白・ホンイツ・ドラ2で1万6000点をアガり、まさに倍返し。南3局でも加点し、僅差のトップ目で親番を迎えると、ここから“村上劇場”が開幕。5連続でアガリをものにし、5万点超えのトップで2勝目を挙げた。「ホントに寿命縮まりましたね。8戦を終えた段階で、このままズルズル行ったら、準決勝争いどころか、降格争いになってしまうなと思っていたので」とマイナスポイントを3桁から2桁に減らし、反撃態勢を整えられたことに安堵した。

18回戦の対局者は小林剛、松本吉弘(協会)、内川幸太郎(連盟)、萩原聖人。現在総合首位の小林にとっては、3連勝がかかった対局だったが、いつもと変わらず冷静だった。東2局1本場で6000点(+300点、供託2000点)を加点すると、東2局2本場では得意の鳴きを入れながら、発・ダブ東で5800点(+600点、供託1000点)を決めリードを広げる。さらに東4局、南3局でもアガリをものにし、隙なく3連勝を決め5勝目を挙げた。これで+325.5とし、2位の白鳥に約240ポイント差をつけ、独走態勢に突入した。「配牌とツモがよかったですね。ただやってる本人は鳴き忘れもあるし、切ってからやっぱり違ったなというのもまだまだたくさんある。それを無くしていかないといけないですね」とふんどしを締め直した。【福山純生(雀聖アワー)】

【BLACK DIVISION 17・18回戦終了時点での順位】
1位 小林剛(麻将連合)+325.5
2位 白鳥翔(連盟)+88.2
3位 多井隆晴(RMU)+85.1
4位 萩原聖人▲8.3
5位 村上淳(最高位戦)▲47.8
6位 瀬戸熊直樹(連盟)▲57.0
7位 松本吉弘(協会)▲98.2
8位 内川幸太郎(連盟)▲287.5
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が、2016年に立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ15人に加え、芸能界から萩原聖人が参戦。「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。今期から新たに降級システムが導入され、各組予選8位は自動降級、各組予選7位は推薦者2人と入れ替え戦を行う。
(C)AbemaTV

