将棋の最年少棋士・藤井聡太六段(15)が4月5日、棋王戦予選で古森悠太四段(22)との対局に145手で勝利し、高校進学後初の対局を白星で飾った。
2017年度の対局数、勝数、勝率、連勝数の4部門を独占した藤井六段は、自身の最年少デビューからちょうど1年後の四段に昇段した“後輩”、古森四段と、4時間の持ち時間が少なくなっても戦況の優劣がつけにくい接戦に。じわりじわりと差を広げ、地力に勝るところを見せつけた。通算成績は84局で72勝12敗、勝率は0.857。
棋王のタイトルは渡辺明棋王が2012年度から6連覇中。予選トーナメントを勝ち抜いた8人が、シード者と本戦トーナメントで戦い、優勝者が挑戦権を得る。本戦ではベスト4以上となると2敗失格制になるという独特の仕組みが採用されている。
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