「もっと遠くへ――」。父の影響もあって3歳でゴルフと出会った小暮春輝少年は、その小さな白球を少しでも遠くへ飛ばしたい一心で日々、トレーニングに励んできた。この4月で中学に入学すると、身長178センチ、ドライバー飛距離は270ヤードに達していた。
「礼儀正しさと攻め続ける姿勢を持ったプロゴルファーになりたいです。目標は松山英樹選手、夢はマスターズ優勝です」
 夢と目標の実現に向けて邁進する13歳は、平日17時の学校終わりから1時間のトレーニングを行い、そのうち週3回は19時から塾にも通う。将来、海外でのプレーを見据えて英語の勉強にも余念がない。